今回は、kenmo氏の著書でも紹介されている、アメリカの著名投資家ウィリアム・オニール氏が提唱した「新高値ブレイク投資法」
相場の雰囲気が良い時に特に威力を発揮するこの手法ですが、具体的なスクリーニング方法から買い時・売り時の目安まで、わかりやすく解説していきます。
1. 新高値ブレイク投資法とは?
新高値ブレイク投資法は、株価が過去の高値を更新したタイミングを狙って投資する手法です。 この投資法は、相場全体の雰囲気が良い(上昇トレンドにある)時にこそ最も効果的とされています。市場の地合いをしっかりと見極めながら実践することが成功の鍵となります。
2. 銘柄発掘のスクリーニング手順
まずは、投資候補となる銘柄を探すためのスクリーニングを行います。証券会社のツールなどを活用し、以下のいずれかの期間で「新高値」を付けている銘柄を検索します。
- 年初来高値
- 昨年来高値
- 52週(1年)高値
- 上場来高値
3. 定性分析と「実体験」での絞り込み
スクリーニングで機械的に抽出された銘柄の中から、さらに有望な企業を絞り込んでいきます。ここでのポイントは以下の通りです。
- 説明資料を読み込む: 企業の決算説明資料やIR資料を読み込み、株高の初動に入っていそうな銘柄を探します。「大ヒット商品の誕生」「大人気サービスの開始」「新経営陣による抜本的な改革」などの大きな好材料があるかに注目します。
- PR戦略と商品の実力を見る: 単に数字が良いだけでなく、「PR戦略が上手い会社」であったり、「実際に商品やサービスが良いと感じられる会社」を選別します。
- 実際に商品を試す: 売れ行きが期待できそうな商品やサービスがあれば、実際に自分で試してみることが大切です。自身の身をもってその価値を体感できた銘柄の中から、期待できる企業へ投資を決定します。
4. 買い時・売り時・損切りの明確なルール
感情に流されないよう、投資において最も重要な「売買の目安」をしっかりと設定
- 買い時の目安: PER(株価収益率)が10倍〜30倍台の銘柄を狙います。なお、PBR(株価純資産倍率)については特定の基準を設けません。
- 売り時の目安:
- 目標株価:買値の2倍
- 目標PER:50倍
- 保有期間の目安:半年〜2年程度
- 損切りの目安: 買値から8%下落したら、迷わず損切りを行います。オニール流の投資において、大きな損失を防ぎ資金を守るための厳格な損切りルールは絶対です。
まとめ:新高値ブレイク投資法の流れ
最後に、ここまでの投資プロセスをわかりやすく表にまとめました。
STEP 1 : スクリーニング
新高値の銘柄を検索してリストアップする
※年初来、昨年来、52週(1年)、上場来のいずれかSTEP 2 : 定性分析(資料の読み込み)
説明資料を読み「株高の初動」に入りそうな材料を探す
※大ヒット商品、大人気サービス、新経営陣による改革などSTEP 3 : 実体験での確認
PR戦略が上手い会社か確認し、期待できる商品を実際に自分で試してみる
STEP 4 : 買い(投資実行)
PER10倍〜30倍台を目安に購入する
※PBRの基準は設けない利益確定(売り)
以下のいずれかを目安に売却
・株価が2倍
・PERが50倍
・保有期間が半年〜2年
損切り(撤退)
買値から
8%下落したら
迷わず損切りする
kenmo氏の本で紹介されているこの手法は、明確な数値基準でのスクリーニングと、自身で商品を試すという定性的な評価を組み合わせた非常に実践的な投資法です。 相場の地合いが良いタイミングを見計らって、ぜひご自身の銘柄選びの参考にしてみてください。
参考書籍
5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法
kenmo (湘南投資勉強会)(著)



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