昨日の「令和のブラックマンデー再来か」という歴史的な暴落から一転、今日の日本市場は凄まじい反発を見せた。
東証プライム市場は、値上がり1,416銘柄(88%)、値下がり159銘柄(9%)という文字通りの全面高。 日経平均の終値は+1,519円(+2.88%)、TOPIXも+2.47%と、昨日の過去3番目の下げ幅(-2,892円)によるパニックから一気に買い戻しが優勢となった。
この急反発の背景には、早朝のトランプ大統領による「戦争はほぼ終了した」という発言がある。これにより中東情勢の長期化懸念が和らぎ、一時119ドルまで急騰していた原油価格が81ドル台まで急落。米国株も3日ぶりに反発(ナスダック+1.38%)し、市場全体のリスク回避姿勢が一気に後退した。
さて、こんなドラマチックな相場の転換点で、事前に現金を作って暴落を待っていた自分はどう動いたのか。思考と反省を記録しておく。
昨日リストを作ったのに買えず、今日上がってさらに買えない
実は昨日の大暴落の最中、自分の証券アプリで「下がったら買いたい高配当株」を配当利回り順に並べたリストをしっかり作成し、虎視眈々と狙いを定めていた。
「よし、この優良銘柄がこの利回りまで落ちてきたら買おう」 「でも、もしかしたら明日もっとパニック売りが続いて、さらに安く買えるかもしれない」
そんなふうに欲をかいて迷っているうちに、昨日は1株も買えずに相場が終了した。 そして今日、いざ市場が開いてみると、トランプ大統領の発言を受けた安心感から、リストアップしていた優良な高配当株たちは下がるどころか一気に上昇していった。
「いや、これは一時的な反発で、また下がるかもしれない」と疑心暗鬼になっているうちに、株価はどんどん手の届かないところへ。結局、昨日も今日も、用意していた現金は1円も動かすことができなかった。
「自分だけ置いていかれる」という強烈なツラさ
自分の持ち株全体が値上がりして資産が回復したのは嬉しいはずなのに、なぜか心の中にはモヤモヤとした虚無感が広がっている。
「昨日、勇気を出して買っていれば、今頃しっかり利益が乗っていたのに」 「自分だけがこの上昇相場に乗れず、置いていかれている気がする」
現金比率を高めて待機している時のこの「置いてけぼり感」は、下落相場で資産が減っていく恐怖とはまた違った、じわじわとメンタルを削ってくるツラさがある。
焦らず相場に乗るための「1株投資」という選択肢
とはいえ、「置いていかれたくない!」という焦りから、すでに大きく反発してしまった今の高値でいきなり大金を突っ込むのは自分の経験上、最もやってはいけない典型的な負けパターンだ。
そこで、この「置いていかれるツラさ」を和らげつつ、リスクも限定するための対策を一つ取り入れることにする。
それは、**「1株(単元未満株)単位で、ちょこちょこ買っていく」**という戦略だ。
- 精神安定剤としての1株: 100株単位でドカンと買うのは怖くても、1株なら数百円〜数千円でエントリーできる。「全く買えずに置いていかれた」という絶望感を無くし、「少しだけでも相場に参加できている」という安心感を得られる。
- 打診買いの究極形: 1株だけ買っておけば、もし再び暴落(2番底)が来たとしてもダメージは微々たるものだ。むしろ「平均取得単価を下げるチャンス」として、精神的に余裕を持って買い増しに向かえる。
結論:相場は逃げない。自分のペースを守り抜く
歴史的な暴落から1日で急反発という、振り回されるような相場が続いている。
リストを作って準備していたのに何も買えなかったのは本当に悔しいが、「無理に飛びついて大怪我をしなかった」と考えれば、現金を温存できただけでも良しとすべきなのかもしれない。
相場は明日も明後日も続く。 「置いていかれるツラさ」に呑まれて焦って資金を投じるのではなく、次からは「とりあえず1株だけ買ってみる」といった柔軟な対応を交えつつ、生き残ることを最優先に立ち回っていきたい。

「日経平均がものすごい爆上がりなのだ!昨日の暴落でビビって買えなかった人たちは、今頃置いてけぼりで泣いてるはずなのだ。でも、だなおは昨日せっせと高配当株のリストを作ってたから、当然底値でバッチリ仕込めたはずなのだ!」

「……うっ。それがね、昨日は『もっと下がるかも』ってビビって手が出せなくて、今日は今日で一気に上がっちゃったから、結局1株も買えなかったんだよね。完全に置いていかれちゃったよ……」



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