日経平均-2,892円の歴史的暴落。それでも高配当株を買わない理由と「置いていかれる恐怖」

相場観測ノート

週明けの日本市場は、まさに血の気が引くような展開となりました。

東証プライム市場は、値上がり134銘柄(8%)に対して、値下がり1,434銘柄(89%)という全面安の地獄絵図。 日経平均の終値は-2,892円(-5.20%)、TOPIXも-3.80%と、「令和のブラックマンデー」と呼ばれた2024年8月5日以来、1年7カ月ぶりの凄まじい下げ幅を記録。

週末の米雇用統計が悪かったことに加え、中東情勢の悪化(イランの最高指導者にモジタバ・ハメネイ師が就任したことによる長期化懸念)で原油価格が一時119ドル台まで急騰。一時は日経平均の下げ幅が-4,200円に達するほどのパニック売りでした。 午後になって「G7が緊急石油備蓄の共同放出を協議へ」という報道で原油が100ドル程に落ち着き、株価も少し反発しましたが……

こんな歴史的な暴落の日、事前に現金を作って待機していた私はどう動いたのか。自分の思考と行動を整理しておきます。

うおおおお!相場が血の海なのだー!でも、だなおは現金をたっぷり持ってたから、今日こそ狙ってたお宝高配当株を底値で買い漁ったに違いないのだ!ずんだもんにもお小遣い分けてほしいのだー!

だなお
だなお

それがね、全然買えなかったんだよ。SNSを見ても『高配当の押し目キター!』って喜んでる人が多くてさ。みんなが狙ってる優良銘柄は、全然安くならなかったんだよね。

暴落でも「買えない」高配当株と、SNSに見る個人投資家の余裕

今日のような全面安のパニック相場になれば、「優良な高配当株も連れ安して、一気に値頃感が出るはずだ」と期待して、朝からモニターに張り付いてちょこちょこ監視していました。

しかし、結果は空振りです。 私が狙っているような優良な高配当株は、こういう地合いにとにかく強くて、「絶好の買い場!」と呼べるような美味しい水準までは全く落ちてきませんでした。

XなどのSNSを眺めていても、「下がったから高配当株を買うぞ!」と息巻いている個人投資家がものすごく多かったです。 これって裏を返せば、「市場にはまだまだ資金の余裕と、買い向かうメンタルがある」ということなんですよね。

私が過去に何度も見てきた「本当の底」というのは、もっと絶望感に満ちています。 みんなが大切に握りしめていたはずの高配当株すら我慢できなくなり、「もう無理だ、配当なんてどうでもいいから売る!」とパニックになって投げ売りする人が出てくるレベル。そこまでいかないと、本当の買い場は来ないような気がしています。

売りポジションの手仕舞いと、日足・月足の「ズレ」

一方で、前回の記事で「少しだけ持ち越した」と書いていた『売りポジション』については、今日の暴落の途中で一旦すべて手仕舞いしました。

なぜこのタイミングで売りを決済したのか。それはチャートを見た時の「違和感」からです。

  • 日足チャートの視点: ここ数日の急激な暴落を見ると、日足レベルでは明らかに「売られすぎ」のサインが出ています。G7の報道で午後から少し戻したように、明日以降、一旦は自律反発(ショートカバー)で上に向かう可能性は十分にあります。だからこそ、売りポジションは欲張らずに決済しました。
  • 月足チャートの視点: しかし、少し引いて「月足」の長期チャートで見てみると、これだけ暴落した今日であっても、実は「まだまだ高値圏にいる」ように見えてしまうのです。

結論:置いていかれる恐怖との戦い。相場は本当に難しい

日足を見れば「反発しそう」、でも月足を見ると「まだ下落の余地がたっぷりある」。

明日以降、もし相場が急反発して上昇していったらどうしよう。「やっぱり今日が絶好の買い場だったんだ!」という空気に市場が包まれたら……。 現在、買いポジションよりも「現金比率」をかなり高めているため、正直なところ「このまま相場が回復して、自分だけ置いていかれる恐怖」がものすごく強いです。

手元に現金があるからこそ、反発した時に「あぁ、買っておけばよかった」と後悔する。でも、今買ってもう一段下の奈落に突き落とされるのも怖い。

本当に、相場というのは難しいです。

かつて−470万円を溶かした時、私はこの「置いていかれる恐怖」に耐えきれず、適当なところで飛び乗っては致命傷を負い続けました。

一旦反発するかもしれませんが、まだ根本的なリスク(中東情勢やアメリカの景気)が解消されたわけではありません。 「置いていかれる恐怖」をグッと噛み殺し、自分が本当に納得できる水準まで落ちてくるのを、泥臭く待ち続けたいと思います。

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