本日の日経平均は55,620円で取引を終えた。
朝方の状況を客観的に整理すると、前日の米国株安に加え、中東リスクを背景とした原油高(80ドル台)、さらには週末要因と今夜の米雇用統計を控えているという状況だった。 どう考えても「上値は重く、積極的な買いは入りにくい」リスクオフの地合いだと想定していたのだが、実際の相場は一時下落したものの、そこから想定外の力強い大反発を見せた。
長年株式市場に居続けると、こういった「自分の相場観と、実際の値動きが全く噛み合わない日」にちょくちょく遭遇する。 こういう時に「相場がおかしい」と熱くなって自分のシナリオに固執し続けると、大抵の場合は痛い目を見る。強い値動きを見せている以上、相場の事実には逆らえない。
しかし、今日の力強い反発を見ても、どうしても「これまでとは相場の空気感が変わった」という違和感が拭えなかった。
今夜の米雇用統計に対する勝手な推測
今夜は、今後の相場の流れを左右する米雇用統計の発表が控えている。

中東情勢も悪化してるし、今夜の雇用統計で悪い数字が出たら、一気に暴落しそうで怖いのだ…

普通はそう警戒するよね。でも個人的には、戦争を始めたばかりのこのタイミングで、当局が相場を冷や水でぶっ壊すような『極端に悪い数字』は出してこないんじゃないかと疑ってるんだ。ただ、数字が良くても結局売られる気がするんだよね。
これはあくまで個人の勝手な想像に過ぎないが、有事の際において、米国が経済的な不安を過度に煽るような指標をそのまま出してくるのか、少し疑心暗鬼になっている。何かしらのコントロールが働いて無難な着地をさせてくる(あるいは悪くても市場が安堵するような見せ方をしてくる)のではないか、という見方だ。
しかし問題はそこではない。 仮に雇用統計の数字が悪ければ当然素直に売られるだろうが、たとえ数字が良かったとしても、今の地合いでは「利下げ後退」や「インフレ再燃」など、何かしら後付けの理由をつけられて結局売られる気がしてならないのだ。 どちらに転んでも結局は売りに押される、そんな嫌な空気感を感じている。
考察まとめと本日の立ち回り
原油高や地政学リスクという根本的な火種が消えたわけではなく、今日の反発を「押し目買いのチャンス」と手放しで喜ぶ気にはどうしてもなれなかった。
そのため本日は、自分の相場観の違和感に素直に従い、買いポジションを縮小させ、代わりに少しだけ売りポジションを持つという立ち回りに変更した。
普段あまりやり慣れないポジション操作であり、これを週末に持ち越すことには少し抵抗もあったが、空気感の変化を覚える相場で無理に買い向かうのは危険だ。 今夜の雇用統計を通過して来週の相場がどう反応するのか、慣れない売りポジションを抱えながら、引き続き冷静に観測していきたい。



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